仕様：1991年製YAMAHA RGX512Vのネックです。1991年末にひっそりと限定モデルとして登場したかなりマイナーな機種です。同期のYAMAHA RGX612JSは同じ限定モデルでも結構派手に広告をうってもらえたのに対してこちらのRGX1212V、612V、512Vシリーズはほとんど広告もなく、市場の流通もYAMAHAのギターとしては非常に少なめです。1990年以前のRGX系や1994年以降のRGX系の間に挟まれ、またこの時期はIbanez RG500系の大成功による影響なのか、RGXシリーズではなくIbanez RGにコンセプトが似ているYAMAHA YGシリーズを主力モデルにしていたのも、このモデルが地味が存在にってしまった一因かもしれません。ということもあり、1990モデルまでのミディアムスケール24Fネックに、1991モデルより登場したYAMAHA YG系の新しいヘッドストックを採用という変わったネックになっています。ですのでYG系や、その後のモデルチェンジしたRGX系ボディに合いそうなルックスをしていてもスケールが異なるため適合しません。むしろ80年代のミディアムスケールRGXシリーズの方が適合すると思います。製造は台湾製ですが、元々YAMAHAは80年代後半には主力量販モデルの生産を台湾で行っており、日本市場ににだけ日本専用の日本製モデルを投入していました。ですので、きちんとYAMAHAの自社工場で生産されていることもあり、特に日本製と造りは変わらず良い造りです。スペックミディアムスケール(628ミリ)、つば出し24フレット。仕様はメイプル、ローズ指板です。指板は結構フラットで、握りは薄めのCシェイプ。フレットはジャンボフレットです。ロックナットは0Fの上止め対応。ペグはビス穴なしで2つの突起で固定するタイプ対応。ヘッドカラーはボディ同色のゴールドパールホワイトです。ジョイントはYAMAHA4点止めネックジョイントになります。サイズ：ネックエンドのサイズは幅57.4mm、厚さは25.7mm(フレットは含みません)、ナット幅は40.9mmです。コンディション：特にひどいダメージはなく程度は良いと思います。ネックの状態は現状でストレートで、ロッドは左右に回り余裕もあります。フレットは大き目のフレットで段減りはなく、ローフレ部分は約7割から8割の残、ミドルは8割から9割の残、ハイフレは9割以上とかなり残っています。ネック裏は特にダメージはありません。メンテナンス：フレット研磨、外観磨き、指板清掃、レモンオイル塗りを施しています。送料は、ゆうパック100サイズです。90年代のYAMAHAでは珍しい、デカロゴLet it Rockヘッドでありながらのミディアムスケール24フレットRGXネックです。