即決/送無 UESUGI 上杉研究所 MODEL/U:BROS-5 TYPE-L=ローインピ用/前期型 高性能=極薄特殊パーマロイ/多重積層コア タムラ製作所=特注品

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商品情報

UESUGI 上杉研究所 MODEL/U:BROS-5 TYPE-L=ローインピーダンス用/前期型高性能=極薄特殊パーマロイ/多重積層コア タムラ製作所の特注トランスの出品でございます。フォノカートリッジからの微弱な音楽信号の伝達を司る入出力端子は、製品の年代もあることから特殊なクリーニングスティックを用いて入念にクリーニング致しましたし後述する トランスの不要な帯磁を除去する消磁工程も実施致しましたので気持ちよくご使用いただけるものと考えております。MMカートリッジを使用する際に繋ぐ「PASS端子」が装備されていた頃の製品で、所謂 前期型です。音楽ソースや気分に応じて、MMやMCなどを使い分ける、うるさい?マニアにとっては端子を繋ぎ変えることで、それに対応できる機能は、誠にありがたいことでございます。TYPE-Lは Hと比較して低電圧のローインピーダンス型カートリッジ向けのモデルで3~10ΩのカートリッジはLタイプ、10~40ΩのカートリッジにはHタイプがマッチングします。いずれのタイプも余裕度を高く保った設計となっておりますし、オルトフォン系に代表されるロー・インピーダンス設計のMCカートリッジにはLタイプが適応します。トランスは構造が単純な故、コアの材質や構造、形状とサイズ。そして巻線の太さや巻数と巻き方など細かなノウハウの積み重ねが必要で、これまでの経験が物を言い、 匠の技こそが鍵を握るのでございます。昨今、アナログレコードが脚光を浴びており、嘗てのようにオーディオの王道としてスポットライトが当たることは喜ばしい限りでございますが、この分野は相当に難解で険しいが故にあくまでも趣味の範疇でございますので、にわかファンが手に負えずに、さじを投げるといったような一過性のブームで終わってほしくないと切に願う次第でございます。MCカートリッジや それに付随する 昇圧トランスなども、そのブームに乗っかって往年の銘機達の性能に注目が集まる中、それらに対する「消磁」にフォーカスした製品が幾つか登場していることは、注目に値することと感じておりました。その手法を施工すると確かに効果は感じられますが、各社での製品毎に優劣があるとというかすなわち 決定版がないようにも感じておりましたが、かねてからの念願であった技法がようやく実現となりました。採用したのは、高音質レーベルとして世界的に著名な米国の シェフィールド・ラボ社 が嘗て発表していた「Magnetic Domain Matrix Signals」=磁気歪みを追放する 9種の消磁信号を活用することで昇圧トランスの中枢をなすコア(導線の巻枠)の不要な帯磁を中性化する措置を施しました。昇圧トランスを破壊することがないように、フォノレベルまでゲインを適正化するとともにレコード盤に刻まれた イコライジング・カーブ=逆 RIAA に酷似する周波数特性を保有させることで悪影響やストレスも与えず、しかも最大限の消磁作用を得ることになりました。9種の消磁信号は、周波数域を分割しつつ、それぞれ異なる信号のスペクトラムによって可聴域の全般にわたり、トータル的に消磁を施してくれますし、処置をした機器は 蘇生したといっても過言ではないレベルの著しい音質向上効果が得られましたので、当方出品のMC昇圧トランスに、全面的に採用していく所存でございます。他所では 絶対に得られない 大きな音質的 特典として、お見知り置きいただきたいと存じます。オーディオ評論家として、アンプ製作記事の出筆者として、既に高名であった 故 上杉佳朗氏が1971年に創業した 上杉研究所 (UESUGI) は、真空管アンプの専門メーカーとして産声を上げました。既にその頃のオーディオのアンプは急速に半導体化しており、管球アンプそのものはごく少数派でありました。しかし 終始一貫して、増幅素子は真空管が最良とする そのスタンスは揺るぎ無いものでその経歴は、氏がまだ大学生であった頃に、アンプの新興メーカー「エロイカ電子工業」の業務取締役部長として迎えられたという逸話の通り、たいへん卓越した能力の持ち主でした。高性能な高級アンプを発売するも、年上ばかりの社員たちとの中で次第に軋轢が生じ結局、2年で退社することとなり、エロイカ電子工業自体もまもなく終焉となりました。その数年後、お兄さんの上杉卓男氏との共同創業で 上杉研究所を立ち上げて、1973年に祈念すべき第1作UTY-1を発表。以降のモデルにも同じネーミング=UTYはUesugi Takuo Yoshioの頭文字で、もう一つのネーミング=U-BROSは上杉兄弟を意味します。氏は残念ながら、上杉ブランド創設40周年を翌年に控える2010年12月に肺がんで68歳の生涯を閉じてしまわれましたが以前よりエンジニアと評論家としての親交があり、音楽の趣味やアンプ設計の理念など共通点も多かった当時、ビクターのオーディオ部門で開発を担当していた藤原伸夫氏が、氏から要請を受けて正式にウエスギブランドを継承していくことになりました。時代と融合できるように要求される内容をアップデートしながら、氏の志を受け継ぎ、現在でも名門ブランドとして存続しております。旧い話ですが、1970年代の後半にはMCカートリッジの勢力が次第に台頭し始めていった時代で当時は 昇圧の手段として、ヘッドアンプ/トランス どちらがいいかなどと、盛んに議論されておりました。MCカートリッジの特性上、それぞれ得手不得手があるとされ、製品群も数としては拮抗していたように思います。それが1980年代には、次第にトランス勢がヘッドアンプ勢を引き離し始め、駆逐していくこととなります。従いまして、今でもMCカートリッジでアナログオーディオに興じる方々にとっては、昇圧トランスが必須となり過去から現在に至るまで、様々なトランスがリリースされてきましたし、カートリッジとトランスの組み合わせ方で音の差異が明確に表現されることから、いろいろ探究していくことは、奥深くも険しい、しかし愉しい研究テーマでもあります。流石に真空管アンプに精通した UESUGI ですら、管球式のMCヘッドアンプを製品化しえなかったのは主に S/N比の問題点を考慮されての判断で、パッシブなトランスは原理的に雑音を発しないことからフォノカートリッジからの微小な発電力では、流石に半導体式のヘッドアンプでも、この部分ではトランスに太刀打ちできません。上杉佳朗氏がMCカートリッジの昇圧 に、トランスをチョイスされたことは合理的と感じます。今現在のUESUGI のラインナップでは、MC昇圧トランス単独での販売はなく内蔵したフォノアンプが一機種あるだけでございます。上杉研究所が、MCカートリッジの魅力を全て引き出すために開発されたMCカートリッジ用昇圧トランスして発売。上杉研究所とトランス製造には深い造詣と経験を有する、名門=タムラ製作所との協同開発による特注仕様のトランスを採用。トランスのコア材には極薄特殊/多重積層のスーパーパーマロイをコアとして採用することで優れた特性を得ております。パーマロイはニッケルと鉄からなる軟質磁性合金で、透磁性が非常に高く磁気を通し易い性質を有していてトランスのコアとしては理想的なマテリアルと言え、特に高級/高性能なトランスのコアとして不動の地位を保ち続けております。パーマロイはニッケルの含有量によって類別され 、最高級とされる 78% スーパーパーマロイは非常に高額でもあります。さらに高域のピークを100kHz以上の帯域に追い込むことで、トランス自体のカラーレーションを抑えています。セパレーション特性の悪化を防ぐため左右完全独立構造を採用しており、トランスをはじめとする信号系だけでなくアース系も左右完全独立設計となっています。また、本体のシャーシアースは、コントロールアンプ本体からアースされる構造となっています。誘導ハム対策として、シャーシは特級鉄材で構成し、トランスを多重シールド構造としたうえでさらにトランスを大型銅メッキ鉄材ケース内にフローティングさせています。また、鉄材による磁気歪の発生を抑えるため、信号ラインの引き回しに独自のノウハウを盛込んでいます。インピーダンス切替えスイッチを搭載する事で発生する音質劣化を排除するため、それぞれのインピーダンス専用品となりロー・インピーダンス型とハイ・インピーダンス型の2種類のバリエーションが用意されています。Lタイプは1次インピーダンスが3Ω、Hタイプは1次インピーダンスが40Ωに設定されています。3~10ΩのカートリッジはLタイプ、10~40ΩのカートリッジにはHタイプがマッチングします。型式MC昇圧トランス1次インピーダンスLタイプ:3ΩHタイプ:40Ω2次インピーダンスLタイプ:2kΩHタイプ:4kΩ昇圧比Lタイプ:25.8倍Hタイプ:10倍2次側適性負荷範囲30kΩ~100kΩチャネル・バランス0.3dB以内周波数特性10Hz~130kHz +1.0 -0.5dB外形寸法幅174x高さ125x奥行121mm重量約2.5kg

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