【1】概要：・1950-60年代の高級コンソールステレオに使用されていた傑作15X21cm口径フルレンジユニット L52を25mm厚のパイン集成材後面部分開放型エンクロージャーにセットしたシステムと、録音モニターなどで活躍した7X15cm広帯域ツィータをアドオンスタンドにセットした2Wayのペアです。・高域特性改善のためアドオン形式で広帯域ツィータとの２Wayとしました。・この結果、主観ですがスケールが大きく広帯域の素晴らしい音になりました。・出品のユニット群は60年以上前に制作された家庭用音響機器に使用されていたものにもかかわらず、現時点においてもベストに近いサウンドを奏でます。・60年以上経過しているユニットはトラブルが多いのですが、今回入荷したこれらのユニット群は音も、特性も良好なレア品です。・すべてのユニットは馬蹄形アルニコマグネットのレア品です。・ソースは選ばずオールマイティに素晴らしい音を聴かせてくれます。【2】ユニット、システム仕様：「フルレンジ」・型式：Telefunken/Isophon L52/P1521・サイズ：15m×21cm・コーン：超軽量・エッジ：フィックスド・マグネット：馬蹄形アルニコ・インピーダンス：4Ω・状態：良好。「ツィータ」・型式：Telefunken P715・口径：7X15cm・マグネット：馬蹄形アルニコ・インピーダンス：4Ω・状態：良好【3】エンクロージャー：「トータルサイズ」・サイズ：幅27.6cm、高さ50.6cm、奥行22.5cm「フルレンジ」・型式：後面部分開放型（ROTE)・後面にも音が拡散されますのでスケールが大きな音が得られています。・サイズ：幅27.6cm、高さ38.6cm、奥行22.5cm・材質：天地側面は25mm厚の天然木パイン集成材、バッフル、裏板は針葉樹系プライウッドです。・板厚、重量が有りますので不要な雑音は抑え込まれ、クリアな音が安定して出てきます。・外装：100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。・サランネット：黒のジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。・入力端子：2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。「アドオンツィータ」・サイズ：幅13.0cm、高さ12.0cm、奥行13.5cm・材質・仕上げ：フルレンジ箱と同一・指向性改善：フルレンジ箱とは独立していますので、任意の方向にセットできますので指向性を大きく改善できます。・アッテネータ：音量バランスを容易にとることの出来る連続可変アッテネータを装備しています。・絞り切るとフルレンジだけの再生音になります。これも素晴らしい音です。【4】音質・以下の感想は主観ですのでご承知おきください。・バディリッチオーケストラの「BIG SWING FACE」を試聴しました。・大ホールでのビッグバンドの圧倒的迫力のJAZZを堪能できました。・反応が良い音ですので、バスドラムの音がピタッと止まり気持ち良い再生です。・ホーンセクションも迫力十分です。・久しぶりに大名盤アートブレーキ―の「ジャズメッセンジャーズモーニン」を聴いてみました。・音が良いのにびっくり。「こんなに生々しい音だったのか」と再認識しました。・特にリーモーガンのトランペットは息遣いまで見える名演です。・クラシックとして大きなホールで録音された高品質のフィリックス・アーヨ＋イ・ムジチの「四季」を試聴しました。・バイオリン、チェロなどのの倍音がきれいに再生されます。・ホールの大きさがうまく再生されていると思います。【5】ほか・スタンドは含みません。・ブログ https://geo80002002.livedoor.blog/・ビンテージスピーカーは10時間程度のエイジング（試運転）により本来のしなやかな音が出てきます。