デジタル時代にあえてフィルムカメラを使うのであれば、フィルムの大いなる性能を引き出す為にカメラ本体の撮影機能を正常にするのは基本中の基本ではないでしょうか？即決価格の内容当オークションの即決価格の8000円は「作業単価表」の「1」ＡＥ調整+「2」シャッター鳴きの修理+「3」遮光モルト交換+「4」プリズム分解清掃金額です。ＡＥ調整はカメラ専用テスターを使用して、電子基板上に設置してある３個のボリュームにより測定光のレベルの調整とシャッター速度を調整します。シャッターダイヤルを1/1000にセットしてもに実露光時間が1/1000秒になっていないものは非常に多いです。シャッター幕が開いていれば良いというものではありませんし目視での調整は不可能です。電子基板の劣化状態やシャッター幕巻取り軸の動作不良の程度によっては、ボリュームを最大あるいは最小にしても調整不能の場合があります。それでもその機体がどれくらいの誤差でＡＥが機能するか（機能しないを含む）がわかっていれば、露出補正機能やＡＳＡ感度設定を使って対応できるようになります。遮光モルト交換は、劣化したモルトプレーンを完全に除去清掃した後に新しいモルトプレーンを貼ります。ミラー受け部、裏蓋のヒンジ基部、カメラ側のヒンジ基部、カメラ側の裏蓋溝が対象です。プリズム分解清掃はプリズムユニットを分解して、プリズム本体・プリズム下の角レンズの清掃（カビ・クモリ取り）、プラスチックスペーサーの劣化油脂除去（クモリの原因）、組み上げ後に液化ゴムによる隙間埋めをします。シャッターが切れても電子回路に異常がある場合は調整不能（そもそもＡＥが全く働いていないことがあります）の場合があります。シャッターが切れなくても電源が入る（シャッターボタンを押すと正常に露出情報が表示される）ものは修理できる可能性があります。（費用は別途相談）ボディのみではシャッターが切れるが、レンズを付けて絞りを「A」にするとEEEEE表示になってシャッターが切れなくなる機体は基本的に修理不能です。（高額な修理になる為）スイッチをON（A）にしているだけで電池が消耗する機体は修理できません。巻き上げレバーが「重い、トルクむら」というものは基本的に改善しません。巻き上げスプロケットが割れているものは修理不能です。作業単価表 作業内容金 額１AE調整2500円２シャッター鳴き修理5000円３遮光モルト交換2000円４プリズム分解清掃5000円