ご覧頂きありがとうございます。こちらの商品はKATOの特急「はと」青大将 (品番10-234)のマイテ58 1を以下のように加工し、スイテ37 1 (1953年3月復元改造後、1953年6月改番前)の姿として改造した商品となります。【加工点】・クリーム帯をGMクリーム1号で塗装、車体をジェイズ戦前客車色で塗装・旧車番「スイテ37 1」の数字にアンダーバーが引かれ、左隣に新車番の「マイテ58 1」が併記された1953年3月~1953年6月の仕様を再現・屋根上にKATO製ベンチレータを設置・屋根をジェイズ暗め屋根グレー用灰色で塗装・テールサイン「はと」取り付け済み・号車札「11」、行先サボ「大阪行き」、列車サボ「はと」貼り付け済み・ツヤのある光沢仕上げ【実車について】実車は戦前に木造1等展望車のオイテ27001の鋼体化改造名目で車体を新造したスイテ37050が称号改正でスイテ37 1となり、戦後の連合軍接収を受けた後に復元改造されたマイテ58 1です。戦前のスイテ37050→スイテ37は区分室を有する昼行特急用の1等展望車として特急「かもめ」(鴎)に用いられ、戦後は特急「はと」向けに使われた車両です。スイテ37は1と2の二両共に連合軍に接収され、病院列車の最後尾などに用いられていました。接収時に冷房装置を取り付けたスイテ37 1は車端部に1500mmの大窓を具える特別室が設置され、デッキを一部閉鎖した箇所に分電盤を設置したことで後のマイテ58 1とは違った外見をしていました。そして接収解除後に特急「はと」として利用を開始した暫くはその状態でしたが、車端部のトイレを潰してまで設置された特別室の都合で1等客室の乗客は隣の2等車にまでトイレに行く必要があるなど不便を強いられていました。そのため特別室を撤去、トイレの復活を含め戦前のレイアウトに復元させようと言う話になります。そこで1953年3月、我々が知るところの「マイテ58 1」の形態に改造され出現します。それと同時期、冷房装置を取り付けていたスイテ49やスイテ37は重量等級が「マ」級に増大していた事に加え、車番整理の都合で一桁目の数字が0~7を2軸ボギー台車、89を3軸ボギー台車を使用する客車に充てる改番を1953年の6月に行う事が決定されており、旧車番の数字にアンダーラインを引いた上でその車番の左側に新形式の車番を貼る以降措置が取られました。この改番に伴ってスイテ49はマイテ49へ、スイテ37がマイテ58と形式を変えます。この当時はベンチレータが残存しており、その形態を再現しております。10-1659、10-1660をお持ちの方はマイテ58 2を外しこのスイテ37 1を繋げることで1953年3月~6月のスハ44系特急「はと」を再現する事が出来ます。【発送について】KATO1両用クリアケースに入れての発送となります。よろしくお願いします。